エルグランドへの対向

トヨタのアルファードの最大のライバルは、日産のエルグランドです。それまで、レジアスやグランドハイエースなどが束になってもかなわなかった売上を、なんとしても抜き去りたいと考え生み出されたのが、この大型のミニバンです。開発当初は、どうやって差別化をはかるかというのが悩みでした。そして導き出された答えが、主に内装のデザインです。ライバル車がクリーンでモダンなイメージを売りにしていたのに対し、日本人が好みそうなウッドパネルを採用するなどの豪華さで勝負しました。それから、エンジンも向こうにはない2400ccをラインナップに加えます。これは、税金や車両価格、燃費などでとても有利になり、売上を爆発的に伸ばした材料とも言えます。そうしてついにエルグランドを破ってトップに立ったのです。

日産エルグランドの打倒を目指して開発されたのが、トヨタのアルファードです。この対決で、その売り上げで追い抜いてトップに立つことが出来たのはなんと言ってもエンジンのおかげでした。ミニバンといえば、それまでは大排気量のものばかりがラインナップにありました。大きなボディサイズも相まって、燃費が悪かったり税金が高いという面で敬遠されがちだったのです。勿論ライバル車もその例にもれませんでした。それを見抜き、こちらは2400ccを搭載したのです。これが車両価格なども含めて大当たりとなったのです。そして、念願であったエルグランドの打倒に成功しました。さらには、相手に2500ccを登場させるなどの影響も与えました。また、エスティマのプラットフォームをベースとしたFF(前輪駆動)と、更にそれを元にした4WDモデルが存在しています。そして後者のハイブリッドでは、補助としてリアのモーターが動くように設計されています。

「特別仕様車」と呼ばれるものが存在しているのは、珍しいことではありません。それは、ベースモデルや普通のグレードとは少し異なっています。例えば装備が豪華であるとか、逆に色々省きレース仕様にするとか、誕生から何年かの記念だとか様々です。人とは違った物に乗りたい、もしくはその性能などを必要としている人向けに造られています。さて、このアルファードにも「ロイヤルラウンジ」が登場しています。通常との違いは、3列目の座席を取っ払ってしまっていることでしょう。その代わり2列目に、キャプテンシートと言う豪華なものを採用しています。また、足元の広さが高級セダンを凌ぐほどとなっています。他にもパワーシートや読書灯などを装備し、きらびやかさを目指したユーザー向けに発売されています。